感想などありましたらこちらまでどうぞ。

航 空 史 年 表

700年頃 遣唐使一行によって、中国の凧が日本へ伝えられる。
1130年
修道士エルマーは塔から飛び降り、200ヤードの距離を飛んだが、墜落して足を砕いたという。(イギリス)
1452年
イタリアでレオナルド・ダ・ヴィンチ誕生。(イタリア)
1490年
レオナルド・ダ・ヴィンチの出版した「アトランティック」に各種の空飛ぶ機械の構想がスケッチ入りで紹介。羽ばたき機や、ヘリコプターのルーツのスケッチなど。(イタリア)
1648年
ジョン・ウィルキンズ僧正、「数学的魔術」を出版。(イギリス)
1670年
イエズス会の神父フランチェスコ・デ・ラーナは自著「プロドモロ」の中で帆のついた船に真空状態にした銅製の球を4つ付けた飛行船を発表。(イタリア)
1740年
ジョセフ・ミシェル・モンゴルフィエ誕生。(フランス)
1745年
ジャック・エティエンヌ・モンゴルフィエ誕生。(フランス)
1746年
ジャック・アレクサンドル・シャルル誕生。(フランス)
1766年
ヘンリー・キャベンディッシュ、水素の分離に成功(イギリス)
1770年頃 平賀源内が長崎で外国人から「雲中飛行船」の図を購入して田沼主殿頭に贈る。
1774年
航空の父ジョージ・ケイレーがイギリスのヨークシャー州で誕生。(イギリス)
1783年
6月5日 モンゴルフィエ兄弟はアノネーで公開実験を行い気球は無人ながら高度1800メートルまで上昇。(フランス)
8月27日 シャルル教授の水素気球による実験飛行。3000m程上昇した後、気球内部の圧力により破裂して墜落。(フランス)
9月19日 動物による初飛行。モンゴルフィエ兄弟の製作した熱気球が、ルイ16世、王妃マリー・アントワネットらの見守る中、羊、アヒル、鶏を乗せて高度約550mまで上昇した。(フランス)
11月21日 人間の初飛行。ロジェとダルランド侯爵はモンゴルフィエの熱気球でパリのシャトー・ド・ラ・ミュエートから離陸し、高度500m以上に達した。(フランス)
12月1日 シャルル教授と助手ロベールは水素気球によりパリで約2時間の飛行に成功する。(フランス)
1785年
1月7日 フランス人ブランシャールとアメリカ人ジェフリーが水素気球で、ドーバー海峡横断に成功する。
6月15日 初の気球による死亡事故。ピラトール・ド・ロジェとジュール・ロマンは気球で飛行中、ブローニュ近郊で炎上して墜落死。(フランス)
表具屋幸吉が竹製のグライダーで初飛行に成功したと伝えられる。(日本初飛行?)
1794年
6月2日 気球の初めての軍事利用。オランダ軍とオーストリア軍に包囲されたフランス軍は気球による偵察飛行を行う。(フランス)
1797年
10月22日 パラシュートによる初降下。ガルネランはパリ近郊で高度900mの気球から降下した。(フランス)
1799年
ジョージ・ケイレーが「飛行機」の概念になるスケッチを描く。(イギリス)
1825年
アンリ・ジファール誕生。(フランス)
1832年
オクターブ・シャヌート誕生。
1834年
サミュエル・ラングレー誕生。(アメリカ)
1838年
フェルディナンド・フォン・ツェッペリン誕生。(ドイツ)
1846年
イギリスの化学者ジェームス・スミスの寄付により、アメリカにスミソニアン協会誕生。(アメリカ)
9月2〜3日 気球のアルプス初横断。アルバンはマルセイユからトリノ付近までの飛行に成功。(フランス)
1847年
アルトウル・クレーブス誕生。(フランス)
1848年
オットー・リリエンタール誕生。(ドイツ)
1849年
ジョージ・ケイレーの複葉グライダー「フライヤー」が10才の少年を乗せて数m浮上し、これが世界で最初の重航空機の飛行になる。(イギリス)
1852年
9月24日 実用的な最初の飛行船。アンリ・ジファールは蒸気機関付の飛行船でパリからトラップまで約27kmを飛んだ。(フランス)
1853年
ジョージ・ケイレーのニュー・フライヤーが御者を乗せて153m飛行する。(イギリス)
1859年
ジョン・ワイズは気球による航空郵便を計画するが失敗に終る。(アメリカ)
フーゴ・ユンカース誕生。
1867年
4月16日 ウィルバー・ライト誕生。(アメリカ)
1871年
ペノー、模型機プラノフォアを作る。世界初の固有安定を持った飛行機。(フランス)
8月19日 オービル・ライト誕生。(アメリカ)
1872年
ルイ・ブレリオ誕生。(フランス)
1873年
7月20日 サントス・デュモン誕生。(ブラジル)
1878年
ライト兄弟の父が、兄弟にペノーの模型飛行機「プラノフォア」を与える。(アメリカ)
1880年
ガブリエル・ボワザン誕生。(フランス)
1882年
シャルル・ボワザン誕生。(フランス)
アンリ・ファルマン誕生。(フランス)
1883年
ユベール・ラタム誕生。
1884年
7月20日 モジャイスキー設計の蒸気機関式単葉機がペテルスブルグ近郊で斜面から滑走し、20〜30mの間浮揚したが持続飛行には失敗し、機体を破損。(ロシア)
8月9日 ルナールとクレブスは飛行船「ラ・フランス号」で7.6kmを23分で飛行した。(フランス)
1885年
11月10日 ゴットフリート・ダイムラーがガソリン・エンジン付2輪車を開発し、息子のパオルの運転で3kmの試走に成功。(ドイツ)
1886年
カール・ベンツ、4サイクル・ガソリン・エンジン付3輪車を製作。(ドイツ)
1889年
リリエンタール「航空の基礎としての鳥の飛翔」を出版(ドイツ)
1890年
クレマン・アデールの蒸気機関式単葉機「エオール号」が滑走中、約50mに渡って浮揚した。(フランス)
4月6日 アントニー・フォッカー誕生。(オランダ)
1891年
二宮忠八の作ったゴム動力のカラス型模型飛行機が飛行に成功。(日本)
1892年
ライト兄弟はゴムタイヤでチェーン駆動の新型「安全自転車」を購入。(アメリカ)
5月31日 ニューヨーク州ハンモンズポートにグレン・カーチス誕生。(アメリカ)
1893年
ローレンス・ハーグレイブ、箱型凧を発表。(オーストラリア)
二宮忠八、全長2mの玉虫型飛行器の模型を制作。(日本)
1894年
オクターブ・シャヌート「飛行器械の進歩」を出版(アメリカ)
1895年
ライト兄弟は自転車の販売・修理工場をデイトン市西3番街に設立。(アメリカ)
1896年
ライト兄弟のライト自転車会社独自設計の自転車を製造するようになる。(アメリカ)
ラングレーの模型飛行機「エアロドーム5号」と「6号」がポトマック川に浮かべた屋形船の上に設置された発射台から飛行。最長飛行距離は1440mに達した。(アメリカ)
オクターブ・シャヌートがハンググライダーの実験を開始。(アメリカ)
8月9日 リリエンタールがグライダーで滑空中に突風に見舞われ墜落、翌日死亡した。(ドイツ)
1897年
10月14日 クレマン・アデールの三号機「アヴィオン」号はベルサイユ南方のサトリの陸軍キャンプで滑空試験を試み、その間車輪のワダチが300mにわたって消えているので飛行したと主張した。
1898年
フランス航空クラブが設立(フランス)
7月4日 サントス・デュモン、1号気球「ブラジル号」初飛行。(フランス)
9月20日 サントス・デュモン、第1号飛行船を製作。(フランス)
1899年
ボワザン兄弟、グライダーによる飛行実験を開始する。(フランス)
5月11日 サントス・デュモン、第2号飛行船初飛行。(フランス)
5月30日 ウィルバー・ライトはスミソニアン協会に手紙を書く。(アメリカ)
11月13日 サントス・デュモン、第3号飛行船初飛行。(フランス)
1900年
ライト兄弟、第1号グライダーを制作して飛行実験を開始する。(アメリカ)
7月2日 ツェッペリン伯爵の第1号飛行船「LZ-1」がボーデン湖上で約20分間の初飛行に成功。(ドイツ)
8月 サントス・デュモンは第4号飛行船完成。(フランス)
1901年
ライト兄弟、第2号グライダーで飛行実験。(アメリカ)
6月31日 ベルソンとスリングは気球で10,800mまで上昇し、気球の初の公認世界記録を樹立した。この記録は以後30年以上破られなかった。(ドイツ)
7月9日 サントス・デュモン、第5号飛行船初飛行。(フランス)
10月19日 サントス・デュモンは第6号飛行船でエッフェル塔周回飛行に成功して懸賞金10万フランを獲得。(フランス)
1902年
ライト兄弟は第3号グライダーで最初の旋回飛行に成功する。(アメリカ)
2月4日 チャールズ・リンドバーグ誕生。(アメリカ)
1903年
10月7日 ラングレー教授の設計した「エアロドーム号」がマンリーの操縦で、ポトマック川に浮かべた屋形船の上に設置された発射台から飛行したが、水中に墜落破損。(アメリカ)
12月14日 ライト兄弟は「フライヤー1号」で最初の飛行に挑戦するが、4.5m程上昇した後、失速して失敗に終る。(アメリカ)
12月17日 ライト兄弟の制作した「フライヤー1号」がノースカロライナ州キティーホーク海岸で合計4回の飛行に成功。最初は36m、最長飛行距離約250m。(アメリカ)
1904年
ライト兄弟、フライヤー2号を制作。デイトン郊外のハフマン・プレイリで年間約80回の飛行。(アメリカ)
1905年
ボワザン兄弟が世界で最初の飛行機製造会社を設立する。(フランス)
6月8日 ボワザン兄弟はアルシュデック注文のフロートをつけた水上グライダーをセーヌ河に浮かべてモーターボートで曳航する実験を行い150mの飛行に成功した。(フランス)
10月5日 初の30分以上の飛行。オービル・ライトの操縦するフライヤー3号がオハイオ州デイトンで38分の飛行に成功する。(アメリカ)
10月12日 国際航空連盟(FAI)がパリに設立される。(フランス)
1906年
ライト兄弟の合衆国特許821393号公告。(アメリカ)
9月13日 サントス・デュモンが14bisで飛行を試みるが失敗に終る。(フランス)
10月23日 サントス・デュモンが14bisでパリ郊外のバガテル広場にて60mを飛行してアルシュディック賞を授ける。(フランス)
11月12日 サントス・デュモンが14bisでバガテル広場にて約220m、21秒間の飛行に成功し、FAI公認の世界記録第1号となる。(フランス)
1907年
3月30日 ボワザン・ドラグランジュ1型機は、シャルルの操縦で6秒間、60mのジャンプに成功。(フランス)
9月29日 ルイ・ブレゲーのヘリコプターが初飛行するが、4人の地上員が機体の一部を支え、安定の助けをしたために自由飛行とは認められず。(フランス)
11月5日 ボワザン・ドラグランジュ1型機で40秒間、500mの飛行に成功。(フランス)
11月13日 ヘリコプターの初飛行。ポール・コルニュの自作ヘリコプターが自由飛行状態での垂直上昇に成功。(フランス)
1908年
1月13日 アンリ・ファルマンはボワザン・ファルマン複葉機でヨーロッパ初の1km以上の周回飛行に成功し、ドゥーシュ・アルシュデック賞5万フランを獲得する。(フランス)
5月14日 最初のパイロット以外の搭乗者。ファーナスはキティーホーク海岸でウィルバー・ライトの操縦するライト機に同乗、650m、28.6秒の飛行を体験した。(アメリカ)
6月21日 グレン・カーチスはジューン・バック号で368mの飛行に成功。(アメリカ)
7月4日 グレン・カーチスはジューン・バック号で3距離1.53kmを1分42秒で飛行。アメリカ最初の公認記録。(アメリカ)
7月6日 ファルマンは20分20秒の飛行をして、ヨーロッパ記録を立てて、最初の四分の一時間を越えた飛行をしたとして、賞金1万フランを獲得。(フランス)
7月22日 アントワネット2型単葉機の初飛行。(フランス)
8月4日 ツェッペリン飛行船LZ-4号は火災事故で焼失。(ドイツ)
8月8日 ウィルバー・ライトがル・マンの郊外ユノディエール競馬場で公開飛行を行う。(フランス)
9月17日 飛行機の墜落事故による最初の死者。米軍のセルフリッジ大尉はフォート・メイヤーでオーヴィル・ライトの操縦するライト機に同乗して飛行中、飛行機が墜落して死亡、オーヴィルは重傷を負った。(アメリカ)
10月9日 アントワネット4型単葉機の初飛行。(フランス)
12月31日 ウィルバー・ライトはオブールの陸軍駐屯地で2時間20分23秒の飛行を行う。(フランス)
1909年
1月23日 ブレリオ11型機の初飛行。(フランス)
4月― カーチス・ゴールデンフライヤーの初飛行。(アメリカ)
4月6日 ファルマン3型機の初飛行。(フランス)
4月17日 アントワネット7型単葉機の初飛行。(フランス)
7月19日 ラタムはアントワネット4型単葉機で英仏海峡横断に挑戦するが失敗に終る。(フランス)
7月25日 飛行機による初の英仏海峡(ドーバー海峡)横断。ルイ・ブレリオはブレリオ11型単葉機でカレー近郊からドーバーまで38分間で飛行した。(フランス)
7月27日 ラタムはアントワネット7型単葉機で再び英仏海峡横断に挑戦するが失敗に終る。(フランス)
8月22日〜29日 フランスのランスで世界最初の国際飛行競技会が開催される。38機の飛行機が参加し、25万人以上の観客が集まった。(フランス)
10月16日 世界最初の航空輸送会社DELAG設立。(ドイツ)
1910年 1月12日 初の高度1,000m突破。ポーランはファルマン複葉機で、ロサンゼルスで1,209mに上昇した。
3月5日 アンリ・ファルマンは3人の乗客を乗せて1時間2分25秒の飛行を行なう。(フランス)
3月8日 女性初の操縦士免許取得。ドラロッシュ男爵夫人。(フランス)
3月28日 世界初の水上機の飛行。ファーブルは自作の前翼式水上機でマルセイユ付近のベル湖を滑走、離水して約500mを飛ぶ。(フランス)
6月22日 DELAGのツェッペリン飛行船による旅客輸送が始まる。1914年7月31日までの間にツェッペリン飛行船6隻で運航し、総計273,600Km、34,000人の旅客を運び、1人の負傷者も出さなかった。(ドイツ)
7月10日 初の時速100km突破。モラーヌはブレリオ12単葉機で、ランスで時速106.508kmを記録。(フランス)
9月8日 日本初の飛行船。山田猪三郎は飛行船山田式第1号を完成させ、東京大崎にて飛行試験を行なう。(日本)
9月23日 飛行機による初のアルプス越え。ペルー人シャヴェーズはブレリオ11型機でスイスのブリークからシンプロン峠を越えてイタリアのドモドッソーラまで飛んだが、着陸時に墜落、重傷を負って翌日死亡した。
12月8日 初の高度3,000m突破。ルガニョーはブレリオ単葉機で、ポーで3,100mまで上昇した。(フランス)
12月10日 史上初のジェット機。ルーマニアの若い設計者アンリ・コアンダは50馬力エンジンで圧縮機を駆動する一種のジェット機を試作し、パリ郊外で飛行試験を行うが、失速大破。(フランス)
12月19日 日本での飛行機初飛行。徳川大尉のアンリ・ファルマン機と日野大尉のグラーデ単葉機は東京代々木原で公開飛行に成功する。(日本)
12月21日 初の周回距離500km突破。ブレリオ単葉機でルキャニューは515.9kmを飛行。(フランス)
1911年 1月18日 初の艦上離着陸。エリーはカーチス複葉機で巡洋艦ペンシルバニア後甲板の特設プラットホームに着艦。再び離艦する事に成功する。(アメリカ)
1月26日 カーチス水上機の初飛行。(アメリカ)
4月12日 初のロンドン〜パリ間無着陸横断飛行。プリエはブレリオ単葉機でロンドンのヘンドン飛行場からパリのイッシ・レ・ムーリノーまで飛行。距離約400km飛行時間4時間55分。(フランス)
4月28日 伊藤中尉が徳川大尉のブレリオ機に同乗して、カメラで地上の風景を撮影する。日本初の航空写真。(日本)
5月5日 奈良原三次が設計、東京飛行機製作所で製作した奈良原式2号が所沢飛行場で、初飛行。高度4m、距離60mを記録し、国産機の初飛行となる。(日本)
9月15日〜11月5日 初の米大陸横断飛行。ロジャースはライト複葉機でニューヨークを出発、68回82時間の飛行を重ね、カリフォルニア州ロングビーチまで飛行した。(アメリカ)
1912年 フォッカーがベルリンに飛行機製造会社を設立した。(ドイツ)
シカゴで開かれた第4回ゴードン・ベネット杯レースでドペルデュサン・レーサーが174.01km/hで優勝。(アメリカ)
1月10日 世界最初の飛行艇の初飛行。(アメリカ)
4月11日 奈良原式4号「鳳」号が所沢陸軍飛行場で試験飛行に成功する。(日本)
5月1日 初の密閉式操縦席を持つアブロFの初飛行。(イギリス)
5月30日 ウィルバー・ライト、チフスで死亡。(アメリカ)
9月11日 初の周回距離1000km突破。フールニはモーリス・ファルマン機でエタンプ飛行場で11時間30分、1,010kmの周回飛行を行う。(フランス)
1913年 4月16日 第1回シュナイダー杯水上機レースがモナコで開催される。プレボー操縦のドペルデュサン単葉機が平均時速72.6km/hで優勝した。(フランス)
5月13日 初の四発機。シコルスキー・グランドが初飛行した。(ロシア)
7月― アブロ504の初飛行。(イギリス)
7月15日 ドイツ特許276396号としてスイス人フランツ・シュナイダーの機銃同調装置の特許公告される。
8月2日 シコルスキー・グランドが8人を乗せて1時間54分の飛行を行う。(ロシア)
8月27日 初の宙返り飛行。ネステロフ陸軍中尉がニューポール4単葉機でキエフにて成功する。(ロシア)
9月21日 アドルフ・ペグーが初の背面飛行を含む宙返り飛行などの曲技飛行を行う。(フランス)
9月23日 初の地中海横断飛行。ギャロはモラン・ソルニエ単葉でサン・ラファエル〜ビゼルト間約700kmを7時間53分で飛行した。(フランス)
9月29日 初の時速200km突破。ランスで行われた第5回ゴードン・ベネット杯飛行大会で、プレボー操縦のドペルデュサン単葉機が203.85km/hの記録で優勝した。(フランス)
1914年 1月1日 飛行機による世界最初の有償旅客輸送が始まる。フロリダ州タンパでトニー・ジェーナスがベノイスト14型飛行艇により、1日2便以上を運行し、4ヶ月間に1205人以上の乗客を運ぶ。(アメリカ)
6月2日 カーチスはスミソニアン協会の援助で「エアロドーム号」を修復して飛行させる。(アメリカ)
7月28日 第一次世界大戦始る。
8月 ドイツ軍はタンネンベルクの戦いでタウベ偵察機を使いロシア軍の移動をいちはやく察知し、勝利を収める。(ドイツ)
1915年 3月8日 ACA(航空諮問委員会)設立。(アメリカ)
4月1日 ローラン・ギャロスはモラーヌ・ソルニエL型高翼単葉機でドイツ偵察機を見事に撃墜。(フランス)
5月31日 ツェッペリン飛行船LZ38がロンドンを初の夜間空襲。(ドイツ)
8月1日 マックス・フランツ・インメルマンはフォッカー単葉で1機目の撃墜を記録した。(ドイツ)
8月12日 初の飛行機による魚雷攻撃。エドモンズ中佐のショート184水上機はダーダネルス海峡付近のマルマラ海上で、トルコ船を航空魚雷で攻撃し撃沈した。(イギリス)
12月12日 世界最初の全金属製機ユンカースJ1が初飛行する。(ドイツ)
1916年 インメルマンとオスワルト・ベルケが8機撃墜を記録し、ドイツ最高勲章プール・ル・メリートを授けられた。(ドイツ)
カーチスJN-4の初飛行。(アメリカ)
S.E.5の初飛行。(イギリス)
アルバトロスD2の初飛行。(ドイツ)
3月― ニューポール17の初飛行。(フランス)
6月16日 インメルマンがフォッカーE3で戦闘中撃墜される。(ドイツ)
12月22日 ソッピース・キャメルの初飛行。(イギリス)
1917年 ツェッペリン伯爵、79才で生涯を終わる。
3月3日 アンサルドSVAの初飛行。(イタリア)
4月 ドイツ軍による被害が激しくイギリス航空部隊だけでも368機、乗員500名以上を喪失して「血まみれの4月」と呼ばれる。
6月13日 ロンドンに対する初の昼間空襲がゴータ爆撃機14機によって行われた。死傷者588人(うち死者162人)を出す。ゴータ爆撃機は損害ゼロ。(ドイツ)
7月1日 フォッカーDr.1の初飛行。(ドイツ)
11月8日 ロシア革命政権樹立。(ソ連)
11月30日 ビッカース・ビミーの初飛行。(イギリス)
1918年 1月2日 航空省が設置される。(イギリス)
3月20日 世界最初の定期国際郵便輸送がハンザブランデンブルクC1複葉機を使ってウィーン〜キエフ間で開始され、同年11月まで続けられた。(オーストリア)
4月1日 英国空軍(RAF)の編成。同時に婦人航空部隊も結成される。(イギリス)
4月13日 飛行機による初のアンデス越え。カンデラリアはモラン・ソルニエ単葉機でザパラ〜クンコまで約200kmを最大高度約4000mで飛行した。(アルゼンチン)
5月15日 アメリカでの初めての航空郵便業務が郵政省により、陸軍のカーチスJN-4複葉機を使用してワシントン〜フィラデルフィア〜ニューヨーク間で開始される。(アメリカ)
11月11日 ドイツが講和条約に調印し、第1次世界大戦が終結する。
1919年 ACAが国立の機関としてNACA(国立航空諮問委員会)となる。(アメリカ)
1月― ファルマンF60ゴリアートの初飛行。(フランス)
2月5日 世界で最初の定期旅客輸送業務(毎日運行)がドイッチェ・ルフトレーデライ社によって、ベルリン〜ライプチヒ〜ワイマール間約190kmで開始される。(ドイツ)
2月8日 初の国際旅客輸送。ファルマン航空会社のファルマン・ゴリアート双発旅客機は、11人の乗客を乗せてパリ〜ロンドン間を飛行した。(フランス)
5月16日〜27日 飛行機による初の北大西洋横断。アメリカ海軍のカーチスNC飛行艇3機は16日、ニューファウンドランドを出発したが、途中で2機がアゾレス群島付近の海上に不時着。リード少佐らのNC-4のみアゾレス経由でリスボンに到着し、31日にはイギリスのプリマスに到着した。総飛行距離6,310km、飛行時間57時間16分。(アメリカ)
6月14日〜15日 初の北大西洋無着陸横断。アルコック大尉とブラウン中尉はビッカース・ビミー機のより、ニューファウンドランド島セントジョーンズからアイルランドのクリフデンまで3,040km、飛行時間16時間27分で飛行した。(イギリス)
6月25日 ユンカースF13の初飛行。(ドイツ)
7月2日 イギリスのR34号硬式飛行船はスコットランドを出発して、西向コースを108時間かけて飛行してアメリカのロングアイランドに着陸した。帰路は75時間で大西洋を横断し、7月13日にイギリスに帰着。飛行距離往路5787km、復路6138km。(イギリス)
8月25日 世界最初の国際商用定期航空業務開始(毎日運航)。エア・トランスポート・アンド・トラベル社はデハビランドDH16複葉機(旅客4人乗り)をロンドン〜パリ間の路線に就航させた。(イギリス)
11月12日〜12月10日 初の英本土〜オーストラリア間の飛行。ロス・スミスとキース・スミス兄弟はビッカース・ビミー機によりハウンスローからポートダーウィンまで18,175kmを28日間で飛行した。(オーストラリア)
1920年 2月14日〜5月31日 初の公式国際親善訪問飛行として、フェラリンとマシェマロの両中尉ら4人は、SVA9複葉機2機で南方コース経由により、ローマ〜東京を飛行した。(イタリア)
2月27日 初の高度1万メートル突破。パッカード・ルペール複葉機で、シュレーダー少佐がオハイオ州デイトンにて高度10,093メートルまで上昇し、世界記録を樹立した。(アメリカ)
5月17日 フォッカーF2の初飛行。(オランダ)
10月20日 初の時速300km/h突破。ルコアントはニューポール・ドラージュ29型機で、時速302.529km/hの世界記録を樹立。(フランス)
   1921年以降の年表へ

inserted by FC2 system