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航 空 史 年 表

  
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1921年
7月 レーン・ロジッテンで初のグライダー競技大会が開催された。(ドイツ)
1922年
3月13日〜6月16日 初の南大西洋横断飛行。海軍のカブラル大尉とクチーノ中将はフェアリー3C水上機によりリスボンを出発、島伝いに西へ飛行し、悪天候や機体破損のトラブルで大幅に遅れながらも、代替機に乗り換えてブラジルまで到着した。(ポルトガル)
3月20日 初の航空母艦就役。石炭船ジュピター改造の空母「ラングレー」がバージニア州ノーフォーク海軍基地に就役した。(アメリカ)
11月6日 ドルニエ・ワール飛行艇の初飛行。(ドイツ)
1923年 1月9日 シェルバC.4がオートジャイロとして初めて完全な飛行に成功する。(スペイン)
5月2日〜3日 初の米大陸無着陸横断飛行。陸軍のケリー中尉とマクレディ中尉はフォッカーT2単葉機でニューヨークからカリフォルニア州サングィエゴまで4,055kmを26時間50分3秒で飛行した。(アメリカ)
5月9日 ブレリオ135の初飛行。純粋に旅客機として開発された最初の四発機。(フランス)
6月26日 初の飛行機間の空中給油。完全なパイプラインを使用した2機の飛行機間での空中給油がスミス大尉とリヒター中尉のデハビランドDH-4B複葉機によって、サンディエゴ上空で行なわれた。(アメリカ)
8月27日〜28日 スミス大尉とリヒター中尉のデハビランドDH-4B複葉機は、サンディエゴ上空で測定された50kmコース上を15回の空中給油を受けながら、37時間15分滞空し、5300kmを飛行した。(アメリカ)
9月4日 初のヘリウム使用の飛行船。米海軍のZR-1シェナンドア号がニュージャージー州レークハーストで進空。(アメリカ)
11月2日 初の時速400km/h突破。ブラウン中尉はカーチスR2C-1複葉機により、ニューヨーク州ミッチェル基地で時速417.059km/hの世界記録を樹立。(アメリカ)
1924年
4月6日〜9月28日 初の世界一周飛行(初の大平洋横断飛行と飛行機による初の北大西洋西向横断を含む)の成功。アメリカ陸軍のダグラスDT-2複葉機改造のワールド・クルーザー水陸交替機4機は、マーチン少佐ら8名が搭乗してシアトルを出発し、アリューシャン列島、日本、インド、ヨーロッパ、アイスランド、グリーンランド、カナダを経由してシアトルに帰着した。途中2機を失い、2番機「シカゴ」号と4番機「ニューオーリンズ」号だけが帰還した。総飛行距離44,333km、所要日数176日、実飛行時間371時間7分。(アメリカ)
1925年
2月22日 デハビラントD.H.60モスの初飛行。(イギリス)
3月12日 フォッカーF7aの初飛行。(オランダ)
10月10日 ピューリッツァー杯でカーチスR3C-1(陸上機)が優勝した。(アメリカ)
10月26日 第8回シュナイダー杯でジミー・ドゥーリトルの操縦するカーチスR3C-1は平均374.27km/hで優勝。(アメリカ)
1926年
5月9日 初の北極点上空飛行。バード中佐とベネット操縦士はフォッカーF7-3m単葉3発機「ジョセフィン・フォード」号により、ノルウェーのスピッツベルゲン基地を出発し北極点上空に到達した。(アメリカ)
5月11日〜14日 飛行船による初の北極横断。イタリアの半硬式飛行船N1「ノルゲ」号はノビレ少将(イタリア人)の指揮下でアムンゼン(ノルウェー人)、エルワース(アメリカ人)らが搭乗し、スピッツベンゲンから北極点を通過してアラスカのテラーまで飛行した。
6月11日 フォード・トライモーター4-AT型の初飛行。(アメリカ)
10月28日〜29日 初の5,000km以上の直線飛行。コスト中尉とリニョー大尉はブレゲー19A2複葉機により、パリからジャスク(イラン)まで5,396kmを飛行して世界記録を樹立した。(フランス)
11月11日〜13日 第9回シュナイダー杯が開催される。マッキMC39が平均時速396.68km/hで優勝する。(イタリア)
1927年
5月8日 ナンジェッセーとコリは、ニューヨークを目指してルバッスールPL8ワゾー・ブラン「白鳥号」によりパリのルブルジェ飛行場を離陸して、ル・アーブルで確認されたのを最後に消息を絶った。(フランス)
5月10日 ライアンNYP単葉機の初飛行。(アメリカ)
5月20日〜21日 初の北大西洋単独無着陸横断。リンドバークはライアンNYP単葉機によりニューヨーク〜パリ間5,809kmを33時間30分で飛行した。(アメリカ)
6月28日〜29日 初の米本土〜ハワイ間無着陸飛行。陸軍のヘーゲンバーガーとメートランド両中尉はフォッカーC-2三発機「バード・オブ・パラダイス」号によりカリフォルニア州オークランドからホノルルまで3,890kmを25時間50分で飛行した。(アメリカ)
10月14日〜15日 初の南大西洋無着陸横断飛行。コストとルブリ中尉はブレゲー19複葉機「ナンジェッセ・コリ」号によりサン・ルイ(セネガル)からナタール(ブラジル)まで3,460kmを19時間5分で飛行した。(アメリカ)
1928年
3月30日 初の時速500km/h突破。デ・ベルナルディ少佐はマッキM52bis水上機により、ヴェニスで時速512.776km/hの世界記録を樹立した。(イタリア)
4月12日〜13日 初の飛行機による西向き北大西洋無着陸横断。ケール、フィッツモーリス、ヒューネフェルトら3人はユンカースW33L「ブレーメン」号によりバンドンネル(アイルランド)からラプラドル(グリーンリー島)まで3,100kmを飛行した。(ドイツ)
5月31日〜6月9日 初の米本土〜オストラリア間の飛行。キングスフォード・スミス大尉ら4人はフォッカーF7b-3m三発機「サザンクロス」号により、カリフォルニア州オークランドからホノルル、フィジー経由でブリスベーンまで11,900kmを実飛行時間83時間15分で飛行した。フィジーに飛行機が着陸したのも初めての事だった。(オーストラリア)
6月― ホーカー・ハートの初飛行。(イギリス)
6月11日 初のロケット動力機の飛行。リピッシュ指揮の実験の一部で、スタマーはサンダー・ロケット2基を装備した前翼式グライダー「エンテ」号によりレーンのワッサークッペでショックコードを補助として発進、約1500mを飛行した。(ドイツ)
9月18日 回転翼機による初の英仏海峡横断。ド・ラ・シェルバは同乗者1名とシェルバC8LMk2オートジャイロにより、クロイドン(ロンドン)〜ルブールジェ(パリ)間を飛行した。(スペイン)
1929年
7月13日 コストとベロントはブレゲー19改造「ポワン・タンテロガシオン」号により初のパリ〜ニューヨーク間無着陸飛行に挑戦したが、途中、悪天候と燃料消費率が気になり、途中で断念した。(フランス)
8月8日〜29日 飛行船による初の世界一周飛行。エッケナー博士以下乗員41名、乗客20名を乗せたLZ-127「グラーフ・ツェッペリン」号はニュージャージー州レークハースト基地を出発、フリードリヒスハーフェン(ドイツ)〜霞ヶ浦(日本)〜ロサンゼルスを経由してレークハーストに帰着。31500kmを21日7時間26分で飛行した。(ドイツ)
9月27日 コストとベロントはブレゲー19改造機で、51時間19分、7,905kmの世界長距離記録の新記録を樹立。(フランス)
10月21日 ドルニエDo-X12発巨人飛行艇はボーデン湖上で乗客169名を乗せて1時間飛行し、人員搭載の世界記録を樹立した。(ドイツ)
11月28日〜29日 初の南極点上空飛行。バード少将以下4名はフォード4AT三発機「フロイド・ベネット」号により、南極リトル・アメリカ基地を出発、約1300kmを飛行して極点に到達し、帰途は燃料を補給後、15時間51分後に基地に帰還した。(アメリカ)
1930年
9月1日〜2日 初のパリ〜ニューヨーク間無着陸飛行。コストとベロントはブレゲー19改「ポワン・ダンタロガシオン」号により、5,800kmを37時間18分30秒で飛行する。(フランス)
10月13日 ユンカースJu52、単発機として初飛行。(ドイツ)
11月14日 ハンドレページHP42の初飛行。(イギリス)
1931年
1月6日 初の編隊による南大西洋横断。バルボ将軍指揮のサヴォイア・マルケッティS55A双発飛行艇14機は前年の12月17日オルベテロ基地を出発、モロッコ・サハラを経由してボラマ(ポルトガル領ギニア)からナタール(ブラジル)までの南大西洋横断に成功した。しかし、離水時に2機が悪天候のため破壊、1機は途中で不時着救助され、最終的に成功したのは11機だった。(イタリア)
6月23日〜7月1日 ポストとゲッティはロッキード・ベガ単葉機「ウィニー・メイ」号により、ニューヨーク〜ベルリン〜モスクワからシベリア、アラスカを経由してニューヨークへ帰着し、約24,900kmを8日15時間51分で飛行して世界一周飛行新記録を樹立した。(アメリカ)
8月25日 羽田飛行場(現/東京羽田空港)開設される。
9月13日 シュナイダー杯水上機レースはフランス、アメリカ、イタリアの不参加のため、スーパーマリンS6Bにより、イギリス空軍のブースマン中尉の操縦で、平均時速547.294km/hで優勝し、大会の規定によりシュナイダー杯永久保持国となって、レースは終了した。(イギリス)
9月29日 初の時速600km/h突破。イギリス空軍のスタイフォース中尉の操縦するスーパーマリンS6B単葉水上機はワイト島沖で時速654.90km/hの世界記録を樹立した。(イギリス)
10月4日〜5日 初の北大平洋無着陸横断。パングボーンとハーンドンはベランカ・ペースメーカー単葉機改造「ミス・ビードル」号により、青森県淋代海岸からワシントン州ウェナッチまで7,847kmを41時間31分で飛行した。パングボーンらは7月28日から世界一周飛行に挑戦している途中で、この大平洋横断飛行により、見事に世界一周飛行を完成させた。(アメリカ)
10月26日 デハビラントDH82タイガーモスの初飛行。(イギリス)
1932年
5月20日〜21日 女性の北大西洋初横断。エメリア・イアハートはロッキード・ヴェガ単葉機により、ニューファウンドランド島ハーバー・グレースから北アイルランドのロンドンデリーまで約3,100kmを15時間15分で飛行した。しかも単独大西洋横断飛行はリンドバーグに継いで2人目。(アメリカ)
1933年
2月8日 ボーイング247の初飛行。(アメリカ)
6月23日〜7月1日 初の単独世界一周飛行記録樹立。ワイリー・ポストは自動操縦装置付きのロッキード・ヴェガ機を単独で操縦してニューヨークを出発、ベルリン、モスクワ、イルクーツク、アラスカ経由の約25,000kmを7日間18時間49分で飛行した。(アメリカ)
9月4日 J.R.ウェッデル操縦のウェッデル・ウィリアムズ機により時速490.08km/hの世界速度記録を樹立。(アメリカ)
12月31日 世界最初の実用低翼単葉引込み脚戦闘機ポリカルポフI-16の原型機が初飛行した。(ソ連)
1934年
2月― DLHによりアフリカ西海岸〜ブラジル間の定期郵便輸送が開始される。(ドイツ)
2月23日 ロッキード10エレクトラの初飛行。(アメリカ)
3月30日 シコルスキーS42飛行艇の初飛行。(アメリカ)
5月19日 ツポレフANT-20マキシムゴーリキーの初飛行。(ソ連)
9月― グロスター・グラジエーターの初飛行。(イギリス)
10月20日〜23日 マッックロバートソン杯国際レースが開催される。イギリスのスコット&ブラックのチームがデハビランドD・H・88コメット双発機「グロヴナー・ハウス」号により、ロンドン〜メルボルン間18,220kmを70時間54分18秒で飛行して優勝した。2位はオランダKLM航空のダグラスDC-2、3位はアメリカのターナー、パングボーンのボーイング247D。
10月23日 初の時速700km/h突破。アジェロ中尉はマッキ・カストルディMC72水上機により、ガルダ湖上で時速709.204km/hの世界記録を樹立。レシプロ水上機としての速度記録を永久に保持する事になる。(イタリア)
12月25日 コードロンC.460はデルモットの操縦で時速505.848km/hで陸上機国際速度記録を更新する。(フランス)
12月30日 マーチンM-130飛行艇の初飛行。(アメリカ)
1935年
1月6日 ホーカー・ハリケーンの初飛行。(イギリス)
2月25日 ハインケルHe111の初飛行。(ドイツ)
3月― ユンカースJu87の初飛行。(ドイツ)
7月― 三菱96式中攻の初飛行。(日本)
7月28日 ボーイングB-17の原型ボーイング299(XB-17)初飛行。(アメリカ)
9月― メッサーシュミットBf109の初飛行。(ドイツ)
11月8日 キングスフォード・スミスは、ロッキード・アルテア「レディ・サザンクロス」号で、イギリス〜オーストラリア間飛行の記録更新に挑戦中、ベンガル湾上で消息不明となる。(オーストラリア)
11月11日 気球による初の高度2万メートル突破。アンダーソン、スティーブンス両大尉は気球「エクスプローラー2世」号により、サウスダコタ州ラピッドシティ郊外から上昇し、高度22,066mまで到達して各種の科学測定を行ない、約52km離れたサウスダコタ州ホワイトレーク南方に着地した。(アメリカ)
11月22日〜29日 大平洋横断定期空路の第1便。パン・アメリカン航空のマーチン130型四発飛行艇「チャイナ・クリッパー」号はミュージック艇長らにより、郵便物を搭載してサンフランシスコを出発、ホノルル〜ミッドウェー〜ウェーク〜グァム〜マニラ線に初就航して、123時間16分で往復飛行を行なう。旅客輸送は翌1936年10月から開始した。(アメリカ)
12月22日 ダグラスDC-3の初飛行。(アメリカ)
1936年
3月5日 スーパーマリン・スピットファイアの初飛行。(イギリス)
6月26日 世界で最初に完全に成功したヘリコプター。フォッケ・アハゲリスFa61の原型機がロールフスの操縦で初飛行に成功する。(ドイツ)
7月4日 ショート・エンパイア飛行艇の初飛行。(イギリス)
9月28日 初の高度1万5,000メートル突破。イギリス空軍のスウェイン少佐はブリストル138A単葉機により、ファンボロー飛行場で高度15,223mまで上昇して、世界記録を樹立。(イギリス)
10月15日 中島97式戦闘機の初飛行。(日本)
12月2日 ボーイングYB-17の初飛行。(アメリカ)
12月21日 ユンカースJu88の初飛行。(ドイツ)
1937年
1月18日 中島97式艦上攻撃機の初飛行。(日本)
4月6日 日本初の国際記録。朝日新聞社機「神風」号は立川〜ロンドン間15,357kmを飯沼、塚越、両氏によりインド〜南ヨーロッパ経由で94時間17分56秒、実飛行時間51時間19分23秒で飛行して新記録を樹立した。(日本)
4月12日 フランク・ホイットルの最初のターボジェット・エンジンU型がベンチテストに成功する。(イギリス)
5月6日 世界一の大型飛行船LZ-129「ヒンデンブルク」号が旅客を乗せてフランクフルトからニュージャージー州レークハーストまで飛行して、索留塔に進入中に突然発火炎上し、乗員乗客97人中35人と他1人が死亡する大惨事となる。大型飛行船最後の事故となる。(ドイツ)
5月21日 初の北極点付近着陸。4月12日にモスクワを出発したツポレフANT-6、四発機「アヴィア・アルクティカ」号は20名の乗員と貨物を積載して他の3機と共にルドルフ諸島の基地から北極点より約20kmの氷上に着陸、基地を設営して帰国した。(ソ連)
5月25日 航研機の初飛行。(日本)
6月18日〜20日 チカロフらはツポレフANT25「スターリン空路」号により、モスクワを出発して悪天候に見舞われながらも北極点を通過して8,508kmを63時間16分で飛行して、ワシントン州バンクーバー軍用飛行場に着陸した。(ソ連)
6月25日〜26日 ヘリコプターによる初の本格的な記録飛行。ロールフスはフォッケ・アハゲリスFw-61双発ヘリコプターにより高度2,439m、飛行時間1時間20分49秒直線飛行距離16.4km、周回飛行距離80.6km、20km上の平均時速122.55km/hを記録してヘリコプターのそれまでの全ての記録を更新した。(ドイツ)
7月5日〜6日 初の北大西洋横断商用空路の調査飛行がインペリアル航空(イギリス)とパン・アメリカン航空(アメリカ)によって同時に行なわれた。
7月12日〜14日 初の直線飛行距離1万キロメートル突破。グロモフら3名はANT25長距離機により、モスクワを出発し北極点を経由してカリフォルニア州サンジャシントまで10,148kmを62時間17分で飛行した。(ソ連)
8月5日 世界初の完全な与圧キャビンを装備した試験機ロッキードXC35が初飛行した。(アメリカ)
9月2日 グラマンF4Fの初飛行。(アメリカ)
10月25日 ヘリコプター初の100キロメートル以上の飛行。ハンナ・ライチェはフォッケ・アハゲリスFw-61双発ヘリコプターによりブレーメン〜ベルリン間108,974km/hの直線航続距離記録を樹立。(ドイツ)
1938年
1月6日 愛知99式艦上爆撃機の初飛行。(日本)
5月13日〜15日 日本初の公認世界記録。航研長距離機は藤田中佐ら3名により木更津飛行場を離陸、銚子〜太田〜平塚〜木更津を結ぶコースを29周し、周回距離11,651kmを62時間22分49秒で飛行し、周回航続距離世界記録を樹立した。併せて1万キロメートル平均時速186.192km/hの国際記録も樹立した。(日本)
6月7日 ボーイング314飛行艇の初飛行。(アメリカ)
7月10日〜14日 ハワード・ヒューズ他4人はロッキード14スーパーエレクトラ改造機によりニューヨークを出発、パリ〜オムスク〜ヤクーツク〜フェバンクス〜ミネアポリス経由でニューヨークへ帰還し、23,800kmを3日と19時間8分10秒で飛行して世界一周の最短時間記録を樹立した。(アメリカ)
7月21日〜22日 親子式飛行機の初の商業飛行。ショートS21マイア飛行艇(親)とS20マーキュリー水上機(子)の組合せ親子飛行機メイヨはアイルランドのフォインズを出発、大西洋上で分離し子機のマーキュリーは郵便物と新聞を積んで4,715kmを20時間20分で飛行してモントリオールへ到着した。
8月10日〜13日 初のベルリン〜ニューヨーク間無着陸往復飛行。ヘンケらはフォッケ・ウルフFw-200コンドル四発輸送機により、ベルリン〜ニューヨーク間約6,400kmを往路24時間56分、帰路19時間55分で飛行した。(ドイツ)
10月22日 レシプロ発動機式飛行機による最後の高度記録。ペッツィ大佐はカプロニCa161bis複葉機によりモンテチェリオ飛行場を離陸、高度17,083mに達して世界記録を樹立した。(イタリア)
12月12日 中島一式戦闘機「隼」の原型機の初飛行。(日本)
12月31日 ボーイング307ストラトライナーの初飛行。初めて与圧客室を装備した旅客機の登場。(アメリカ)
1939年
1月27日 ロッキードP-38の初飛行。(アメリカ)
4月1日 「ゼロ戦」三菱零式艦上戦闘機(十二試艦戦)の初飛行。(日本)
4月26日 初の時速750km/h突破。ウェンデル大尉はメッサーシュミットMe209V1高速研究機(Me109R)によりアウグスブルクで時速755.138km/hの世界記録を樹立した。(ドイツ)
6月1日 フォッケウルフFw190の初飛行。(ドイツ)
8月24日 世界初のターボジェット・エンジン搭載の飛行機の初飛行。ハインケルHe178はワルジッツの操縦により、マリーネーで初飛行し、数mの高さの直線飛行に成功した。27日には2回目の飛行を行なったが、周回飛行後、事故で不時着した。(ドイツ)
9月1日 ドイツ軍ポーランドに進行。第二次世界大戦勃発。
9月14日 イゴール・シコルスキーのVS-300ヘリコプターがロープで係留されたままではあるが、初飛行に成功する。(アメリカ)
10月23日 三菱一式陸上攻撃機の初飛行。(日本)
1940年
5月13日 シコルスキーVS-300は、15分間の自由飛行に成功する。(アメリカ)
5月29日 ボートF4Uコルセアの初飛行。(アメリカ)
6月24日 フランス降伏。
8月― バトル・オブ・ブリテン始る。
8月28日 カプロニ・カンピーニN1がマリオ・デ・ベルナルディの操縦で初飛行に成功した。(イタリア)
9月7日 ドイツ軍によるロンドン空襲始る。
10月26日 ノースアメリカンP-51ムスタングの初飛行。(アメリカ)
11月25日 デハビラント・モスキートの初飛行。(イギリス)
   1941年以降の年表へ
初飛行の機名の後ろの( )表記は原型機の名前。
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